外構をユニバーサルデザインで検討しよう
2021年6月18日最近、家のデザイン設計に広く取り入れられるようになっているのが、ユニバーサルデザインです。この言葉は、色々な場面で耳にすることが多くなっています。これは簡単に言うと、すべての人が快適に利用できることを考慮したデザインで、日常でよく使う製品、建築物、乗り物などその範囲は多岐に渡る設計に取り入れられています。すべての人とは、性別や年齢や障害の有無などに関わらないということで、誰もが使いやすい設計を取り入れたユニバーサルデザインの製品や構造物が増えている訳です。家そのものにも広く採用されていますが、室内と外を繋ぐエクステリアに関しても、このデザインを採用して設計施工する業者が増えているようです。
具体的な事例を紹介すると、建物との段差をなくしたフラットなエクステリアです。玄関口やガレージなどが段差がない状態であれば、小さなお子さんも、高齢のご両親も安全快適な環境で暮らせます。またフラットな状態であれば、車椅子での移動も問題なく行えるため、将来的にも安心して暮らせます。必要になった際に、玄関や他の出入り口にスロープを付けるリフォームで、ユニバーサルデザインを取り入れることも可能です。庭先のエリアでは、テラスやウッドデッキ、またガーデンルームを検討することで、生活の快適性が増します。部屋からフラットに出入りできるスペースは負担が少なく、屋根があれば雨の日の洗濯ものの干し場所にできます。主婦の方にとっては、そのようなスペースがあることで、余計な気づかいがなくなります。
このスペースは、お子さんの遊び場になったり、ご両親のくつろぎのスペースになったりと、家族それぞれの目的で利用できます。皆の暮らしの快適性とリラクゼーションを追求できるため、ユニバーサルデザインのエクステリアと言ってもよいでしょう。ゴミ出しがしやすい屋外動線の確保や、部屋に入りやすい専用の出入り口の設置なども、快適に暮らすためには大切なポイントです。家の中同様に、外構部分の工事にもユニバーサルデザインを取り入れていくとよいでしょう。